あたりまえの、魔法 2

エッセイ。批評。こちらのコーナーはどちらかというと批判や愚痴などを中心に。(笑)  あたりまえの、魔法1→http://junmusic.hatenablog.com/

一緒に踊ってください。

子供のころ父親が、「どうして日本ではこどもから大人まで一緒に踊れる音楽がなくなっちゃったんだろうな」とつぶやいた。それがずっと忘れられない。

高校のころディスコに(クラブはまだなかった。。)はまってからずっとダンスミュージックが好きだ。ファンク、ハウス、レゲエ、ブルース、いろんな音楽にはまったし、ずっと人を踊らせる音楽をやってきたけど、いつもその父親の言葉が忘れられなかった。

KPMの廣瀬さんと永田さんと一時期週2、3回集まっては音頭朝練というのをやっていた。ひたすら「自分が思う」音頭のビートを演奏し続ける、という朝練。ぼくの企画力のなさで練習だけで終わってしまった。

しかし時を経てまた今、京都で江州音頭のバンドに参加することができている。地下に潜っているものはいつか地上に顔を出したり、またもぐったりするのだな、とあらためて思った。
廣瀬さん、永田さんと体にしみ込ませたものがまた体から出ているのを感じています。廣瀬さん、永田さん、本当にありがとう。

8/16(ゼスト御池)、8/29(吉田本町)、9/20ゼスト御池、9/21ゼスト御池、音頭バンド「サンポーヨシ」で出演します。


みなさま踊りに来てください。体に昔からずっと眠っているリズムがあって、それ自体もやはり、地上に顔を出さずともずっとそこにじっといるのです。ぼくもそれを思い出しあらわにするために演奏しています。

表面に出ていない物が一番大事なんだと思う。でもたまには、それに顔を出させることもすごく大事なんだと思う。

ぜひ来てください。一緒に踊ってください。

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