あたりまえの、魔法 2

エッセイ。批評。こちらのコーナーはどちらかというと批判や愚痴などを中心に。(笑)  あたりまえの、魔法1→http://junmusic.hatenablog.com/

自分の夢

ここのところ、どちらかというと批判的な、そして少し愚痴っぽい(笑?)ブログが多かった気がする。

でもやっぱり大事なことは、「自分の」夢に向かって進むことだなぁ、とあらためて思う。
夢というと、ぼくがしきりに書いていること・・・・未来のことばかりにいっしょうけんめいになって、現在の近くの人との小さいこと、小さい権利や約束を粗末にしてはいけない・・・ってことと矛盾しそうだけど、僕はたぶん「夢」っというのは意外と未来のこと、というのでもないのではないかな、と思っている。

高校生のころよく聞いていたビリージョエルの Vienna という歌で

”Dream on, but don't imagine they'll all come true”

という歌詞のところがあって、ぼくはそこがすごく好きだった。

夢見ろ、でも全部がかなうなんて思うな。

僕はこの歌詞にこめられた思いがものすごく好きだ。いまでも。

夢見ることは、まさに「夢」見ること。それは現在を豊かにする。そして未来をもきっと結果として豊かにする。それは、実現すべき「計画」や「企画」とはまったく違う。

もっと、青春時代からずっと心の中に燃えている火のような、あたたかく、熱く、そして消えることのない思いだ。

そして、ここが一番大事なところと思うのだが、それは基本的には、「自分だけのためのもの」だ。
その火自体を人と共有することはない。できない。
だからこそ、それはなんの争いも生まないし、なんの軋轢も生まない。ただただ自分のために灯された火だ。

でも、、ここがほんとに涙が出るようなところだけど、
火を燃やし続ける人どうしは、
お互いの火を遠くから見ることはできるし、それに答えるように自分の火がまた燃えたりする。

それは、なにものもよせつけないほど熱く、それでいて、これ以上なく平和な灯火だ。

2017.10.10.